PART5でメインに取り扱われる英文法はリスニングでもリーディングでも活きてくる重要事項。
しかも短文完結で構成されているので、英文構造を学習するのにも最適。
英文法はやりだしたらきりがない分野なので、TOEIC文法に関しては「PART1~7に関係ないことはやらない!」と線引きして取り組んだほうが断然に効率的ですよ。

私自身スコアがある程度ありますが、知らない英文法や弱い分野がまだゴロゴロあります。逆を言えば 弱い分野がゴロゴロしてても特化した勉強をすれば点数がとれるのがTOEICです。
まとめ記事では分類しきれなかったPART5頻出の表現や取り組み方等の補足事項
試験への取り組み方
◆英語は文型、順序の言語
・文構造を意識して、足りない要素から空所の品詞を求めれば単語の意味がわからなくても解ける
・空所に入らない品詞を選択肢から消去することで正解率があがる
・空所に入らない品詞を選択肢から消去することで短時間で解ける
・消去法の結果、複数の選択肢が残った場合は文意で選ぶ

文構造をとるやり方は慣れるまでは時間がかかります。意味から考えるほうが早いし楽に感じるかもしれませんが、形からの解法に慣れればPART5はもちろん、他のPARTでも確実に点数があがります。それほど文構造は英語にとって要部分。
◆4つの選択肢に共通点がない語彙問題は瞬時に判断
・語彙問題は単語力なので、もし知らない単語なら割り切って勘でいく
・知っている単語なのか否かの判断を瞬時にする
※本番試験でしっかり使えるよう、演習中に身につけてしまいましょう。
◆ 主語+動詞+that 〜(このときのthatは接続詞)で、知らない動詞がきた場合:とりあえず「思う/言う」という意味で考えてみる
例①)He declares that he will become a writer.
仮に「declares:宣言する」がわからなくても「彼は作家になるだろうと(思う/言う)」でOK
実際の訳)「彼は作家になることを宣言します。」
例②)He asserted that he was innocent.
仮に「asserted:主張する」がわからなくても「彼は無実だと(思う/言う)」でOK
実際の訳)「彼は無実だと主張した。」
◆ 助動詞と動詞の間に空所がある場合:余分なものなので副詞が入る
例)It can easily be open in one operation.:それは1回の操作で簡単に開くことができます。
◆1つの文にメインの主語と動詞は1ペアしか存在しない
【動詞が2つ以上】
既に文のメイン動詞は存在している場合:「-ing」や「-ed」などは動詞ではなく「分詞」として名詞修飾をしている可能性が高い
【主語(名詞)が2つ以上】
「名詞 +主語+動詞」というように(名詞+主語(名詞))が続いた場合:関係詞が隠れている可能性が高い
例)the boy I saw ~ → the boy (who) I saw
◆ 感情系の言葉は基本は能動態で「〜させる」、受動態で「〜する」
例)satisfy:満足させる / be satisfied with: 〜に満足する
disappoint:失望させる / be disappointed:失望する

英語における「感情」の考え方は「神様に与えられし物」です。つまり自分が持つ感情の基本は「受動態」という与えられた形をとります。
PART5 よく出る表現
・spend + 時間 + -ing:~するのに時間を費やす
・waste + 時間 + -ing:〜するのに時間を無駄にする
・give + 人 + 物 = give + 物 + to + 人
・ptovide + 人 + with + 物 = provide + 物 + to + 人
・reimburse + 人 + for + 金 = 人 + be動詞 + reimbursed + for + 金
・attribute + 結果 + to + 原因 = 結果 + be動詞 + attributed + to + 原因

置き換え問題は出ませんが、左右どちらの表現も存在するという事実を知っていることが大切です。置き換え法則を知っていることで似た表現が出たときに、応用を想像することができます。
◆ 手段は名詞を抽象化して表す
例)by car, by bus, by foot
※名詞を具体的にさせる「a」や「複数s」がこない → ✗ by a car, ✗ by cars

名詞を抽象化すると、その名詞のもつ機能面に着目した表現になります。この抽象化の考えは意外に英語全般で出てくるので覚えておくと良いですよ!
◆ dispense with 〜:〜なしで済ます、間に合う
→ go without 〜、do without 〜 で言い換え可能
◆ be subject to〜:〜の影響を受けやすい
→ この表現のtoは前置詞なので後ろには名詞( ✗ 動詞の原形)
◆ Despite the fact that~:〜という事実にも関わらず
→ Despiteは前置詞なので(主語+動詞)は続かない
◆ distinguish A from B:AとBを見分ける
◆ those who〜:〜する人々
→ 後ろの動詞は複数形になる
◆ with care:注意深く
◆ room:可算名詞として「部屋」、不可算名詞として「空間、スペース」
◆ beyond repair:修復不可能
◆ potential customers, prospective customers:見込み客
◆ suit:TOEICでは「似合う」という意味で出る方が多い
→ 背広のスーツの意味で単語が出るときは「attire」のほうがよく出る
・under construction:建設中
・under way:進行中
・under repair:修理中
・under stress:ストレスをうけて
※接続詞なので後ろに(主語+動詞)が続きます
◆ Once A , B:「いったんAすればB」「A するやいなや B」
※接続詞なのでA、Bはそれぞれ(主語 + 動詞)のかたまり
例)
Once you have made a promise, you should keep it.
訳)あなたはいったん約束をしたら、守らなくてはいけない。
◆ A, unless B:「原則はA、Bの場合は別だけど」
設問は例外となるB部分を問うものが多い
※接続詞なのでA、Bはそれぞれ(主語 + 動詞)のかたまり
例)
You won’t have any motivation unless you have a realistic goal.
訳)あなたはモチベーションを持てないでしょう、現実的な目標がない場合は別だけど。
→ 現実的な目標があれば、モチベーションを保てる
◆ 主語① + (命令・提案・要求・主張 系 動詞) + that + (主語②+動詞原形)
メインの動詞に(命令・提案・要求 系 動詞)がきたら その内容を表すthat内の動詞が原形
【命令・提案・要求・主張 系動詞 例】
demand 要求する | require 求める | ask 要求する | request リクエストする |
order 命じる | command 命令する | insist 要求する | propose 提案する |
suggest 提案する | recommend 勧める | advise 忠告する | desire 望む |
例)
I suggest that the meeting be postponed.:私は会議を延期することを提案します。
The doctor advised me that I go on a diet.:医者は私にダイエットするように勧めた。
※be動詞も原形「be」になることに注意

「命令・提案・要求・主張」する内容は「相手への命令」とも考えて「命令形(動詞の原形)」で表す、と考えると覚えやすい。
※「〜しなさい」と命令/提案/要求/主張する
参考資料
【スタディサプリTOEIC】
英単語、英文法、PART別の対策、過去問までTOEICのすべてが詰め込まれた最強アプリ
この記事は関正生先生の神講義授業を受けて執筆しています。
スタディサプリTOEIC
@eigodekaiwa
