・1枚の写真について4つの短い説明文が1度だけ放送
・4つの選択肢のうち、写真を最も的確に描写しているものを選び解答用紙にマーク

PART1はナレーションのような発音ではっきりと喋ってくれることが多いです。
出やすいパターンがあるので、関連表現をしっかりおさえて対策しましょう。
1.状態と進行の区別

正解文)Some items have been placed on a table.
【重要】been / being の区別|発音注意
be being + 過去分詞 :〜されている途中だ、真っ最中だ 発音:ビーイン(グ) 気持ち長め have been + 過去分詞:〜されてしまった 発音:ベン、ビン 短く
◆beかhaveかで判断はNG!
→ is、has の場合は短縮形が両方とも「’s」となるため聞き分け無理
◆been/being の発音の違いはディクテーション学習が効果的
頻出単語の正しい発音を普段から意識することが大切
①英語の音声を聴く
②聞こえたそのままをノートなどに書き記す
③正解の文と、自分が聞こえた文を比較する
※ディクテーションの最大のメリットは、自分がどのポイントで聞き取れていなかったのかを発見できること。
【ディクテーション】デモンストレーション動画
私が学習していたスタディサプリTOEICでしていた実際のディクテーション動画です。
自分の頭に浮かんだ英語と実際の英語に相違ありませんでしたか?
「been/being の発音の違い」意識して聞いてみてくださいね。
スタディサプリTOEICではタイピング形式でディクテーションができる上に再生速度変更も可能なので、普段の練習は常に1.2倍速でリスニング、ディクテーションをこなしていました。

速い速度から通常速度に戻した時に、よりゆっくり聞こえている感じになりませんでした?
※使っている教材に速度変更できる機能があれば、速い速度で練習を積んでいったほうが本番で少し余裕が持てるので、試してみてくださいね!
2.抽象的な語句

正解文)A man is playing an instrument outdoors.
【重要】ひとまとめにした単語
【TOEICでよく出る「ひとまとめ単語」例】
含まれるもの、例 | ひとまとめ単語 |
---|---|
ギター、ピアノ | instrument |
スマホ、ノートパソコン | device |
車、バイク | vehicle |
フルーツ、野菜 | produce |
備品、機器、設備 | equipment |
(家庭用の)装置、電気製品 | appliance |
目新しい道具、面白い小物 ちょっとした装置 | gadget |
◆そのもの自身を表す単語よりも、それらをひとまとめにした単語がよく出る

これらは「頻出単語」としてTOEIC英単語の書籍やアプリに必ず入ってます。
TOEIC英単語学習は他の学習と並行して毎日取り組みましょうね。
3.位置関係の問題

正解文)Each table is surrounded by some chairs.
【重要】物の位置関係を問うパターン
【位置関係表現 例】 face to face / be located / arrange / be situated / be surrounded
対象物が「どこに」「どのように」置かれているのかを問うパターン。
問題の写真が「何かの真向かいにある」「1列に配列されている」「何かに囲まれている」等、置き方に特徴がある場合は要注意です。
4.「積み重ねる」表現

正解文)Chairs have been stacked by the wall.
【重要】物が積み重なっている写真は狙われる
TOEICのPART1では何故か何かが積み重なっているパターンがよく出題されます。
【積み重なる表現 例】 be stacked:(物がきれいに)積み重ねられた be piled up:(物が)積み重ねられた
pileの方は無造作でも積み上がっていればOKなのに対して、stackはきちんと整理された印象です。
上記の写真もきれいに積み上げられていますね。
物は積み重ね「られる」もの、つまり受動態になります。
だからこそ、パターン1の応用「been + 過去分詞 / being + 過去分詞 の形」として出題されることも多いです。

特に上の例題問題は「「have been stacked by the wall」と 1つの文の中で、「been / being 問題」「位置関係の問題」まで組み合わされてとても良問!」
と関先生も神講義内で絶賛でした!
5.目立つものが正解にならない ずらしパターン

正解文)Bicycles are casting shadows on a road.
【重要】メインではなく、付かれる点がずれて問われる
◆特に「影」はずらし問題として頻出のため、影に関する表現を押さえる
cast a shadow on〜 :〜に影を落とす
「cast」という頻出単語は発音自体が聞き取りづらいので併せておさえましょう。
まとめ
TOEIC PART1 頻出パターン
◆状態と進行の区別 ◆抽象的な語句 ◆位置関係の問題 ◆「積み重ねる」表現 ◆目立つものが正解にならない ずらしパターン
【PART1特徴、注意点】
①単語や表現は演習問題等で出てくる度に丁寧におさえていく
・聞きとりやすくても、出てくる単語や表現が難しいものがあり 意外と難しいのがPART1の特徴。
②会場の空気にのまれない
・試験開始直後なので会場の雰囲気が張り詰めていて空気に飲まれやすくなるので注意。
→周りの人がデキてるオーラを出してるが、そんなことはない。大丈夫!
③ミスをしても引きずらない
・1つがつまずくと、その後も一気に崩れるので、たとえ間違えたり、わからなくても気持ちをしっかり切り替える。
参考資料
【スタディサプリTOEIC】
英単語、英文法、PART別の対策、過去問までTOEICのすべてが詰め込まれた最強アプリ
この記事は関正生先生の神講義授業を受けて執筆しています。
スタディサプリTOEIC
@eigodekaiwa
