【前置詞】FOR|核イメージを押さえて派生意味までマスター

対象物の「前に置く」ことで対象物の位置や動きを示すことができる「前置詞」

基本は名詞類(名詞、代名詞、動名詞)の前に置くものと考えて大丈夫。

ポイント
ポイント

例外もたまーにありますが、品詞こそ名詞でないだけで いずれも名詞的な意味で使われる場合に前置詞に付きます。  例)until recently(形容詞):最近まで

訳は多岐にわたっても、核になるイメージをおさえておけば知らない表現が出てきても想像することができるようになりますよ。

今回は「FOR」さっそく見ていきましょう。

前置詞「FOR」の核イメージ

前置詞「for」の核イメージは「向かって」

「向かって」というシンプルな意味だからこそ、いろいろな用途に派生していきます。

コアのイメージとそこからの派生方法をイメージできるようになると、自分が使える表現が一気に増えます。新しい熟語もイメージが結びつきやすく、覚えやすくなるので、コアイメージを大切にしながら派生した意味を見ていきましょう!

核イメージから派生した意味・使い方

◆ 方向性をもった前置詞で、その方向は基本前向き、これが前置詞「FOR」。

ポイント
ポイント

この「(目的に)向かっている」イメージを意識しながら見てみてくださいね

「単なる方向」を表す前置詞「for」

「〜に向かって」と表現する一番シンプルな「for」です。

This is a present for you.
例)これはあなたへのプレゼントです。

ポイント
ポイント

あなたへの方向を想ってプレゼントを持っている様子を思い描いてみて。気持ちが「向かう」様子を表現しています。

I have a message for you from your father.
例)お父さんからのメッセージがあります。

※あなたに「向けた」メッセージ

表現イメージ方法意味
feel for(対象物に)向かって感情をもつ同情する
pay for (対象物に)向かってお金を支払う払う
send for(対象物に)向かってメッセージを送る呼び寄せる
stand for(対象物に)向かって意味が立つあらわす、意味する
「向かう」FORと動詞の組み合わせ例

「目的」「求める」を表す前置詞「for」

「目的に向かっている」表現や、「何かを欲する、求める」という行動の方向性を表すのも「for」は得意。

I will get ready for finding work.
例)私は就職の準備をする。

ポイント
ポイント

「仕事をみつけるという目的」に向かって意識が向いていますよ。「for」の後ろが「向かう先」です。

I am waiting for my turn at the taxi stand.
例)タクシー乗り場で順番を待っています。

ポイント
ポイント

「自分の順番」に意識を向けて待っている様子がみえてきますね。

「原因・理由」を表す前置詞「for」

He was caught for speeding.
例)彼はスピード違反で捕まった。

ポイント
ポイント

彼が捕まったのは「スピード違反」のためですね。このときの「for」はスピード違反という「範囲」において、も少し含んでますね。

Matsutake mushroom noted for its nice aroma.
例)松茸はその香りの良さで有名だ。

ポイント
ポイント

必ずしも「〇〇」のFORとあてはめる必要はありません。コアから派生しているので、それぞれが関連しあっているのは当然ですものね。

「賛成」を表す前置詞「for」

何かに対して前向きに進んでいく方向性は「賛成」ということ。

We’re all for it.
例)私達は大賛成です!

補足
補足

ちなみに「賛成」の意味をもつ前置詞「for」と対になるのは、背を向ける、拒否、否認の前置詞「against」。

「代価・交換」を表す前置詞「for」

「求める」という動作から更に派生して「(〜を求めて)交換」という表現の「for」です。

I bought the house for almost nothing.
例)私はその家をただ同然で買った。

ポイント
ポイント

「for almost nothing」で「ほとんど何もない」と交換、つまり「タダ同然」となりますよ。

I want to exchange Japanese yen for dollars.
例)私は日本円をドルに両替したい。

What shall I give him in return for his kindness?
例)彼の優しさのお返しに私は何をあげましょう。

「範囲」を表す前置詞「for」

話の内容に関して「意識が向かっている範囲」を「for」で表現します。

He looks big for his age.
例)彼は彼の年にしては大きく見える。

ポイント
ポイント

彼の年という範囲においては大きく見えますよ〜、ということですね

It has kept raining for a week.
例)一週間雨が降り続けた。

ポイント
ポイント

現在完了でおなじみの「FOR」は時間的な範囲(期間)を表現していたんですね。

I followed those footprints for dozens of meters.
例)私はその足跡を追って数十メートル歩いた。

ポイント
ポイント

場所的な範囲(区間)も表現してしまう幅の広さ。

押さえておきたい他の前置詞との比較|「FOR」編

方向性を表す前置詞「FOR」と前置詞「TO」

到着点を含む「to」、到着点を含まない「for」

・He went to the station.
訳)彼は駅に行きました。(駅に到着している)

・He left for the station.
訳)彼は駅に向かった。(駅到着は不明、方角は駅方向)

ポイント
ポイント

到着点が「相手」の場合、「to」は相手に届いているということ。つまり、相手を必要とする動詞は「to 人」と相性が良いのです。次で具体的に見てみましょう!

相手に届ける動詞は「to」/ 相手がいなくても成り立つ動詞は「for」

・I gave special chocolate to him.
訳)彼に特別なチョコレートをあげました。
 → 「あげる」という行為はその場に相手がいないとできない。

【「to 人」をとる動詞例】
sendteachselltellspeak
showexplaingivepasshand

・I made special chocolate for him.
訳)私は彼のために特別なチョコレートを作りました。
 → 「作る」ことはその場に彼がいなくても出来る
 → 作ったものを本当に彼に渡せるかどうかは不明

【「for 人」をとる動詞例】
makecookgetfind
buysingchooseorder

かぁさん
かぁさん

「to」は直接的で「相手に届ける」、「for」は間接的で「相手を想う(気持ち)」と私は覚えてます。

時間的な条件を表す前置詞「FOR」と前置詞「SINCE」

継続期間をあらわす「for」/ ある時点からの継続を表す「since」

・I’ve been sick for a few days.
例)私は数日間 風邪をひいています。


・I’ve been sick in bed since this Monday.
訳)私は今週の月曜日から風邪を引いています。

◆「for」:過去、現在、未来における物事の継続期間を表現

「since」:過去のある時点から継続していることを表現

まとめ|前置詞「for」

前置詞「for」の核:「向かって」

派生イメージ
・「単なる方向」を表す
・「目的」「求める」を表す
・「原因・理由」を表す
・「賛成」を表す
・「代価・交換」を表す
・「範囲」を表す

核イメージをしっかりと押さえ、そこからの派生パターンの傾向を捉えましょう。

かぁさん
かぁさん

シンプルな前置詞ほどたくさんの派生した意味が生まれます。便宜上、「方向、目的、範囲、、」というように当てはめていますが、コアな部分は全て「向かっている気持ち」これだけですよ。

参考書籍

前置詞を楽しく学ぶ、おすすめ書籍。

「ネイティブの気持ち」を軸に英文法を解説。英文法が嫌いな人に強くオススメ。

私に英文法が「試験のための解法テクニックではない」ことを教えてくれた本です。

初心者から高得点取得者までわかりやすく英文法を学べる英文法書の王道本です。

「1億人の英文法」に比べてかなり真面目要素が強く、教科書のようにしっかりかっちりと解説をしてくれます。

両方を比較すると「1億人の英文法」は英会話のための本、「総合英語Forest」は英語試験のための本という印象です。

前置詞の微妙なニュアンスが漫画で楽しく学べます。

前置詞をそれぞれ単体で取り扱うのではなく、「inとon」「sinceとfrom」「underとbelow」というように「2つの似た前置詞」を比較することで説明してくれるので、それぞれの違いがわかるようになります。

前置詞が苦手な方はまずこの本から読んでみるとモヤモヤが消えるはず。

いつもありがとうございます!!
@eigodekaiwa
ハート

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